施工会社って何なんでしょう。
現場監督って・・・職人を引退した人が監督になるの??そのわりに若いね!
なんて昔言われた事があります。
確かに監督というとスポーツの監督を思い浮かべる方が多いかもしれません。
私が大学を卒業し、この仕事に就いた時に友人は言いました。
「いきなり監督かよ〜」
でも違うんです。
現場監督とは現場監理をする人の事。まぁいってみれば職人の一種です。
工事をする際はたくさんの職人が関わります。
弊社で多く手がけているマンションのリノベーションにあてはめてみると、
一番最初に今ある物を壊し捨てる人→解体屋さん
間仕切り壁を立てる人→軽鉄ボード屋さん
造作家具を作る人→木工屋さん
その家具を現場に取付ける人→大工さん
塗装する人→塗装屋さん
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照明、スイッチを付ける人→電気屋さん
水回りを付ける人→水道屋さん
などなど平均すると15業種50人くらいの職人が出入りします。
それだけたくさんの職人が好き勝手に工事し始めると、まとまる物もまとまりません。
そこで現場を監理する人間が必要なんです。それが現場監督。
各職人を代表して施主、設計の希望を聞き、それをふまえて職人の人選をします。
技術、性格、価格などのバランスで選んでいきます。
こんな壁をこの日にここに立てるから来て!この工場からこの現場までこの時間に運んで!
とか、ここにいつまでに配管して!とか各業種に日時、工事内容を割り振り指示をします。
それが工程という物で、工事が決まるとまず最初に工程表をつくります。
ザックリ言うと、そんな現場監督を抱えている会社を施工会社といいます。
何となく自分でも出来そうだなーと思う方も多いです。
いまやインターネットで色んな職人を見つける事は可能ですので、やってやれない事は無いと思います。。。時間とお金と体力に余裕があれば。
私たち施工会社がいる事で時間もお金も体力も浪費する事無くクオリティも向上します。
建設業は料理に似ています。
「食材(建材)をコック(職人)がシェフ(設計)のレシピ(設計図)のもと調理(工事)しお客様(施主)に提供する。」
あれ!?施工会社がない!そうなんです。料理と違う所は施工会社に該当する職種が無いんです。
そこで私は考えました。
無くても成り立つけど、有るとより一層おいしくなる・・・。
!! バターだっ!
と独立前に妻と居酒屋で飲みながら決めました。はい、私たちは株式会社バターです。
社名の由来を聞かれる事が多く、上記の全ての意味を込めて
「バターが好きだから!キリッ」と答えています。
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