前回に引き続き私のiPhoneに入っている写真をご紹介します。
エレベーターのシート貼り
あるオフィスビルにあるエレベーターの表面のシート貼りの写真です。
元々はえんじ色といいますか、ワインレッドのちょっと薄気味悪い色でしたが、共用部分のリノベーションに伴い張り替えました。
エレベーターは竪穴区画と呼ばれる、建物を立て方向に貫通している場所のため火事になった際に火が上がってきても別なフロアに延焼しないように防火の基準が厳しくあります。
マンションの共用階段やエレベーター、パイプスペースなどの扉が鉄製なのはそのためです。
木がいいと言ってもそういった法規制のため難しいのです。
エレベーターは古いものは塗装のものもありますが、最近のものはダイノックシート(商品名で一般名はわかりません)と言うシートのものがほとんどです。
木目や無地、石目調などたくさんの柄、色があります。
特段素敵なことはありませんが、それでも新しくなるとなかなかいいもんです。
古い洗面所
かなり古いマンションの洗面所の写真です。
どれを取っても一言文句を言いたくなります。
上記の竪穴区画のための鉄製点検扉があって、その上に分電盤という電気の大元があります。その横にあるのが給湯器です。
室内に給湯器があってお困りの方もいると思います。
結論から言うとこの物件はリノベーションを機にベランダに給湯器を移設しました。
マンションの管理規約上可能だったため良かったのですが、必要な工事としてはガス管と給水管、給湯管+浴室追い炊きの場合は戻り菅と言う4本の菅をベランダに出さなければなりません。
そのためコンクリートの躯体を貫通する穴あけが必要です。
穴あけだけにかかる金額もありますし、上記の管のすべての配管工事も出ますのでなかなか良いお値段になります。
ただ、そういったインフラを整えることができるのはリノベーション工事の時くらいしかないため、ちょっと頑張ってでもやったほうが良いと思います。
ちなみに給水管や排水管は区画内の可能な範囲すべての更新は弊社はデフォルトで行います。
「リノベーションをやったのに配管は古いままだった!そんな業者にはご注意ください!でも弊社は違います!!」とか言っている田舎の業者はいまだにおります。いやいや・・・どれほどひどい仕事と比較してるんじゃい!と言う感じです。
今やほとんどの真っ当な業者はその辺はケアされています。
そう言う輩が不安を煽るため、泣きそうな顔で配管は新しくしてくださいと言われることがあり・・非常に憤っています!
「ここだけの話」とか「業界のこと暴露する」とかそう言う「恋愛のテクニック/秘密を共有する」的な戦略を使う業者にはほとほと苛立っております。
上田敷物
床の選択肢としてフローリングやカーペット、モルタルなどの他にサイザル麻やココヤシなどの天然素材も考えられます。
この場合フローリングの遮音規定は適用されません。
金額的にはそこそこのお値段がしますが、独特の風合いや足触りなどなかなか良い選択です。
写真はややザックリとした素材のため素足で歩くのはあまり向いていないと思いますが、ウールを混ぜたウールサイザルなどはかなり気持ちの良い素材になりますので選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
写真はオフィスにはるために数種類のサンプルを取り寄せて、その中で決定したものを忘れないように撮影したものです。
天然素材を編み込み裏にゴムを当てて施工しやすくした商品です。
タイルカーペットのような500㎜角のものとカーペットのようなロールのものがあります。
マガジンラック
ある企業のオフィスに納品したマガジンラックです。
三段の収納の扉が少し傾斜しており、そこに雑誌をフェイスで立てかけることができるタイプの家具です。
家具を販売しているお店からご依頼いただき、そのお店の商品のバリエーションとしてオーダー制作しました。
足はスチールの焼き付け塗装で上部の木部はオーク突板のクリアラッカー塗装となっております。手掛け部分もスチールを曲げて製作しました。
それほどの高額なものではありませんので、リノベーションとまではいかなくてもちょっと贅沢なオーダー家具の制作を考えてみても楽しいです。
また以前ソファを作るでも書きましたが、家具は買うというだけではなく作るという選択肢が忘れ去られて久しいですが、小売業の流通ルートとは違うため思いのほか安く作れるということも考えられます。
ニトリ、IKEAなどと比較されると厳しいですが・・・
仏壇
仏壇を制作したいというご依頼で、参考にあるメーカーのカタログを見せていただいた時に撮った写真です。
サイズや用途の参考のために撮影しました。
私自身初めての仏壇製作でしたので、ちょっと緊張しましたが最終的にはお客様にも喜んでいただきました。
あまり考えたことも無い分野ですが、確かにリノベーションをして自分好みにカスタマイズした空間の中に突然の仏壇は結構浮きます。
仕方ないかと無意識に思ってしまいがちではありますが、写真のようなオシャレ?仏壇なんかも最近は多いようではあります。
それでもちょっと・・・という方は製作も考えてみてください。
宗派などの違いによる決まりごとは無いとそのお客様はおっしゃっていましたので我々としても気にすることなく、ご希望に沿って製作しましたが、当然色々と決まりがあるという場合もあるでしょうから、その辺はお客様の方で十分にご検討いただければと思います。
今回はこのくらいにします。
まだまだありますので、まだまだ間は持ちそうです。
こうやって改めて見ると、実績としては載せることがない様な家具の製作やちょっとした工事の記憶が蘇りなかなか楽しいです。
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